転職

異業種への転職はついていけない!?対処方法まとめ

異業種への転職できたけれど、日々分からないことだらけ。もはや何が分からないかも分からない

分からないことを聞いたら、「そんなことも分からないの…」と呆れられる

憧れの業界に転職できたは良いけれど、理想と現実のギャップに苦しむ

こういった苦労は僕が実際に体験したことです。

僕は、【MR(薬の営業)⇒ コンサル ⇒ M&A仲介】と異業種への転職を2回経験しています。

ゆるひこ

2回とも分からないことだらけで本当に大変でした

どんな業界に行くにしても、異業種への転職は必ず苦労することがあります。

未経験の業界に挑戦するので当たり前です。

異業種への転職で少しでも早くキャッチアップしていくには、下記が大切になります。

  • 業界や業務で使う知識について、できる限り入社前に勉強しておく
  • 入社後に、周囲の手助けを得られる環境づくりに注力する

ただ、転職した企業が実はブラック企業だったということもあります。

その場合は、転職活動でアピールできるような実績を今の環境で作ったうえで、転職を検討するのもありです。

ここから詳しく解説していきます。

基礎的な知識はできるだけ入社前に身に着ける

転職活動をするタイミングで、自分が行く業界や会社の勉強はしているはずですが、抜け漏れがあればしっかりと把握しておく必要があります。

また、実際に内定が出た後には、実務で必要となる知識を習得しておくべきです。

ここから、もう少し掘り下げて解説していきます。

自分が行く業界動向や競合環境などを把握

下記は最低限把握しておくべきです。

  • 業界動向に大きな変化を及ぼす出来事が無いかリアルタイムにチェック
  • 自社と競合他社の差別化戦略
  • 取引先の業界動向

こうした前提知識があれば、入社後のキャッチアップを助けてくれるものになります

実務で必要となる知識を身に着ける

できれば面接時に下記を必ず聞くようにしてください。

ゆるひこ

入社前にどんなことについて勉強しておくべきでしょうか

自分で仮説を立てて勉強するのも良いのですが、やはりこれから入社する会社の人に聞くのが一番確実です。

ここで言われたことをしっかりとこなしてから入社すれば、「何が分からないか分からない」という状態にはならないでしょう。

ちなみに、私はM&A仲介に入る前に簿記2級程度の知識があると良いと言われていたので勉強を始めていました。

退職直前までプロジェクトに入っておりそれなりに忙しかったので、概念や言葉の意味を身に着ける程度しか準備ができなかったのですが、そのくらいでも勉強していなかったらと思うとゾッとします。

入社後の業務内容を具体的に把握して、必要そうな準備はしておく

入社後の業務について、自分が手を動かして再現できる程度まで理解しておくと、導入がスムーズになります

これも可能であれば面接時に確認しておくのが良いです。

面接時に聞き漏れてしまった場合は、エージェントを通してでも構わないので採用担当者に直接聞いておきましょう。

実際に手を動かすレベルまで業務内容を把握できていれば、入社後につまづきそうなポイントを確度高く予想することができます。

入社後につまづきそうなポイントを把握できたら、先に解消できるような努力をしておきましょう。

ゆるひこ

『入社後に研修があるから大丈夫』と言われたとしても、こうした準備をしておいた方が、キャッチアップのスピードが上がると思います。

入社後に心がけること

入社前にある程度知識をつけていたとしても、実際に新しい仕事をするとなると分からないことだらけです。

出退勤の管理や経費精算などの事務作業から、実務を行ううえで大切にしなければいけないポイントまで分からないことは幅広いです。

僕が1回目の転職で入ったコンサルティング会社では、「正解が分からない課題に対して仮説立案と検証を繰り返しながら、あるべき姿に導いていく」という業務内容だったため、分からないことを周りに聞いても、「それを考えるのがあなたの仕事」と突き放されました

コンサルティング会社はやや特殊かもしれませんが、中途入社する人は新卒の新入社員ではないので同じようなことを指摘されてしまうこともあるかもしれません。

ゆるひこ

先ほどの事例について今振り返ると、僕の準備不足から残念な質問をしてしまっていたなと感じています。

分からないことを教えてもらえる環境づくりをする

かみ砕いて言うと、「困った時にちゃんと助けてもらえるような人間関係作りを最初にしておく」ということです。

正直、これが一番重要です

未経験の新入社員だからといって、身の回りの人に配慮せずになんでもかんでも質問していたら、「あの人と話すと時間ばっかり奪われるからあんまりコミュニケーション取りたくないな」と思われてしまいます。

そうならないためにも、周囲との環境づくりを欠かすことはできません。

具体的にどういう風に環境作りしていくか解説していきます。

具体的にどういうことか解説していきます。

自分は業界未経験の新入社員であることを周知する

面接で話した人や入社時に研修してくれた人は、自分が未経験であることを知っていますが、他の人が知っているとは限りません。

他のチームや他部署の人と最初にコミュニケーションを取る際には、

ゆるひこ

この業界は未経験なので分からないことが多く、ご迷惑をおかけすることが多いかもしれませんが、少しでも早く戦力になるように頑張ります

と伝えておきましょう。

これがある場合と無い場合で、周囲の自分に対する第一印象が大きく変わります

未経験なことで自分が一番迷惑をかけそうな人とごはんに行く

自分の人となりを知ってもらうことが目的なので、必ずしもごはんに行かなければいけないわけではありませんが一番有効な手段の一つだと思うので書きました。

自分の人となりを知ってもらうことで、多少迷惑をかけたり、呆れるような(初歩的な)質問をしたとしても大目に見てくれるようになります。

会社がこういった食事の機会を用意してくれることがありますので、その場合はラッキーと思って積極的に活用しましょう。

調べればわかるようなことは、調べたうえで質問する

質問することは相手の時間を奪うことになります

社内のマニュアルに載っているようなことや、ググれば分かるようなことは、ちゃんと自分で調べたうえで「確認なんですけど」と前置きしたうえで聞きましょう。

最初のうちは、自己判断で仕事を進めるのは危険なので控えましょう。

調べればわかることでも、周囲に確認することで自分の仕事の進め方が望ましい方向に進んでいるのか判断することができるようになります。

ちゃんと調べたことを伝えたうえで質問すれば相手も嫌な顔はしません。

ご自身の前職時に新入社員が自分で調べたうえで質問してきた時にどう思うかを想像すれば、納得できるのではないでしょうか。

実務を通して自分に不足している知識やスキルがあると分かれば、すぐにキャッチアップする

最初のうちは、知識不足に直面することになると思います。

就業時間後や毎週末に本を読むなどして勉強しましょう。

当たり前のことかもしれませんが、異業種に転職するということは最低でもキャッチアップ期間中はプライベートを犠牲にする覚悟が必要になります。

育成前提であったとしても、新卒ではなく中途を採用するということは早期にある程度の戦力にはなってもらわないと採用した企業側としても困ってしまいます

見習い期間を卒業できれば、そこからはある程度楽になってくると信じて頑張りましょう。

意識的に休む(メリハリをつける)

ゆるひこ

これまでの内容と矛盾しますね(笑)

転職した直後はいつもよりもエネルギーを使います。

アドレナリンが出ている時は疲れを感じないかもしれませんが、いつも以上に疲労が身体に蓄積しています。

プライベートを犠牲にしてキャッチアップする覚悟は必要ですが、プライベート全てを犠牲にしなければいけないというわけではありません。

身体を壊しては元も子も無いので、休める時はしっかりと休みましょう。

【番外編】再度転職を検討

新しい仕事にしっかりと向き合わずに転職することは基本的におすすめしていないです。

ただ、下記に該当するような場合は転職を検討するのもありです。

  1. 現在の環境でしっかりと成果を出せたが、自分のやりたいことが変わってきた
  2. 成果は出せたが待遇や会社の方針に不満がある
  3. ブラックな環境で身も心もボロボロ
  4. (当然ですが)プライベートな環境の変化から転職が必要になった

特に③に該当するような場合で、健康に影響が出始めている場合はすぐに転職活動を始めるか、場合によっては退職を検討してください。(自分の健康が第一です)

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①と②でいう成果は、「転職活動で武器になるような成果か」が判断基準となります。

転職活動は見せ方次第なところはありますが、お化粧前の元ネタとして耐えられるかどうかが、やむを得ない転職(上記③、④など)ではない場合の転職活動をするべきかの判断基準となります。

おすすめの転職エージェントについては、下記にまとめています。

【タイプ別に解説】おすすめの転職エージェント求職者のタイプ別に厳選したおすすめの転職エージェントを紹介しています。筆者が実際に利用したことがある企業ばかりで自信をもっておススメできます。...

まとめ

ここまで解説してきたことを改めてまとめると下記の通りになります。

  • 業界や業務で使う知識について、できる限り入社前に勉強しておく
  • 入社後に、周囲の手助けを得られる環境づくりに注力する

繰り返しになりますが、異業種への転職は自分に負荷を大きくかけるチャレンジになります。

異業種へ転職するということは、やりたいことにチャレンジすることなのだと思います。

仮にここで解説してきたことに対して尻込みするようであれば、異業種の転職は再考の余地ありです。

自分が行こうとしている業界や会社でやることは、本当に自分がやりたいことなのか改めて自問自答してみてください。

この記事が異業種への転職を検討していたり、実際に転職したけれど壁にぶつかっている人にとって一つでも役に立つものがあれば幸いです。

ABOUT ME
ゆるひこ
ゆるひこです。 東京23区在住で一児(0歳)の父です。 これまで、MR⇒コンサル⇒M&A仲介⇒M&A仲介と3回転職しています。 サイドFIREを目指しており、蓄財にも取り組んでいます。 転職、育児、蓄財に関する発信をしています。